不適切なデータ消去と基準を満たさないデータ管理ポリシーは、「最悪の事態」であるデータ漏えい事故を招きかねません

国際的な組織の53%は、コンピューター/ノートPC、外付けドライブやサーバ上で作成されるファイルを消去するのに2つのの一般的な誤った方法を採用しています。

2016年9月29アトランタとロンドン
2014年にソニー・ピクチャーズ、2016年にパナマの法律事務所であるモサック・フォンセカで発生したデータ漏えいは日常的な現実であり、組織に大きな損害を与えます。不適切なデータの消去方法、データ管理ポリシーが確立されていない場合、機密情報、特に重要ななデータが紛失または盗難の被害に合う「最悪の事態」を発生させてしまうと、「削除 vs. 消去: 企業が日常的に使うファイルを、どのようにして処分すべきか」 という本日  ブランコ・テクノロジー・グループにより発表された調査レポートにて述べられています。

この調査では米国、カナダ、メキシコ、イギリス、ドイツ、フランス、日本、中国、およびインドにおいて、400名以上のIT専門家に調査を行い、データを永久に消去することがどれだけ難しく複雑であるかを示しています。会社所有のノートPCやデスクトップPCのファイルをどのように消去しているか 調査したところ、31%は個々のファイルをごみ箱にドラッグしており、22%はドライブごと再フォーマットしていると回答しました。世界中のIT専門家の過半数（53%）が、一般的ですが効果のない方法でデータを消去していることになります。

ガートナーの旧アナリストでブランコ・テクノロジー・グループの最高戦略責任者であるリチャード・スティーノン氏はこのようなミスを犯す企業に警告しています。「ここ数年にわたって我々は金融、ヘルスケア、政府機関に対して、IT機器から永久的かつ検証可能な方法でデータを消去することの必要性への理解を促してきました。しかし、組織はIT機器のライフサイクルが終了した際のデータ消去について重要性を感じるものの、デスクトップPC、ノートPC、外付けドライブ、サーバ上に作成されたファイルを消去することについて、重要視していません。これは、大量の機密データを、無防備な状態で紛失や盗難の危険に晒していることと同じです。

調査レポートの結果は以下のとおりです。

• 知的財産やログイン情報紛失のリスクは非常に現実的です。IT専門家の14%は製品開発などの機密データの安全確保に最も関心を持っており、続いて会社の売上情報（12%）、顧客との契約（11%）、会社のイントラネットへ接続するユーザ名とパスワード（10%）、企業システムやポータルへのログイン情報（9%）が挙げられました。
• ファイルの削除と消去は混同されることがあります。回答者の過半数（51%）が、デスクトップPCやノートPCで「ごみ箱」を空にすると、それらのファイルが確実に削除されると考えています。また、51%はコンピューターのドライブ全体のクイックフォーマットや再フォーマットを実施すれば十分であると考えています。
• IT機器の保管や取扱いは、考えられている上に重要です。IT専門家の33%は使用していないデスクトップPCやノートPC、外付けドライブやサーバを、保護されていない場所で保管しており、簡単にアクセスすることができます
• データ管理ポリシーは、より厳密に監督され執行される必要があります。調査した企業のうち30%はデータ管理または消去に関する明文化された規則がありません。
• 今までは見過ごされ、セキュリティ脅威としては優先度の低いものと考えられてきたデータ削除は、ITセキュリティにおける優先順位が少しずつ上昇しています。回答者の3分の1（34%）はデータ削除のITセキュリティにおける優先順位は高いと述べ、47%は中程度であると述べました。

スティーノン氏はこう結論づけています。「2.5EB（エクサバイト）ものデータが日々作成されている中、「EUの一般データ保護規則」のケースのように、データが不要になった場合や規則により消去が要請された場合に安全に消去することは非常に重要です。データ管理ポリシーとあわせて安全なデータ消去方法を通してデータの転移性をコントロールすることによってのみ、組織はデータ漏えいのリスクを最小限に抑えることができるのです。」

ブランコ・テクノロジー・グループについて

ブランコ・テクノロジー・グループは、モバイル機器の診断および安全なデータ消去における先進的なソリューションを世界中に提供しています。豊富な実績と定評のあるソフトウェアを使用し、クライアント企業の顧客に対して機器のテスト、診断、修理、転用を支援しています。当社のクライアントは世界中の機器メーカー、モバイルネットワーク事業者、小売業者、金融機関、医療供給者、および政府機関です。本社は米国ジョージア州アルファレッタに位置し、従業員と顧客ベースは全世界に広がっています。

ブランコ・テクノロジー・グループの一事業部であるブランコは、認定データ消去において世界的な業界標準となっています。高コストにつながるセキュリティ漏えいに対する絶対的な防衛線に加えて、100% の不正開封防止を施した監査証跡による規制遵守の証明を数千に上る数多くの組織に提供しています。

ブランコ・テクノロジー・グループの一事業部であるSmartChkは、モバイル資産診断およびビジネスインテリジェンスの世界的イノベーターです。顧客とパートナーシップを結びモバイル資産のテストや診断、修理においてにシームレスなソリューションを提供することにより、顧客経験価値を向上させています。SmartChkは実装前後に関わらず、お客様に数値として算出可能な事業効果を導く世界トップクラスのサポートを提供します。

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