安全なリモート消去による、IT 資産の効率的かつ柔軟な廃棄方法

12月 15, 2020 ブログ

リユース・リサイクル 事業者(ITAD) は、Blancco Drive Eraserのリモート消去機能を利用することで、顧客施設を訪問することなく、ストレージ媒体を安全に廃棄することができます。また、この手段を利用することで、リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、COVID-19のような公衆衛生上の危機の渦中においても、従業員の健康を保護しつつ、顧客のデータ消去にかけられるコストを効果的に抑制することができます。

Chrs Thacker - Blancco Author

Chris Thacker Chris has a 17-year history of working in the ITAD services industry. Before joining Blancco as a sales engineer, he supported the ITAD division at Arrow Electronics with a focus on Blancco deployment, management and technical support. Chris has a bachelor's degree in computer engineering from DeVry and is proficient in business process architecture, data sanitization, troubleshooting and vendor management.

リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、HDDや SSD ( NVMe ドライブを含む) のデータ消去を、顧客施設(オンサイト)で実施することがあります。この方法は、顧客にとっては利便性が高く、ドライブはデータ消去後に施設の外に運び出されるため、セキュリティの確保もできます。

その一方で、オンサイトのデータ消去は、顧客施設に従業員を派遣する必要があるため、リユース・リサイクル事業者(ITAD)にとって多くのリソースを必要とします。

さらに、COVID-19の感染拡大により、人員の移動および対人接触しないような代替手段が求められ、従業員と顧客の健康を保護する必要があります。また、リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、データ消去が必要なドライブの一部は、リモートワーカーの自宅にあるという状況にも対応しなければなりません。

Blancco Drive Eraser のリモート消去機能を使用することで、リユース・リサイクル事業者(ITAD)は従業員が移動することなく、これらの課題に対処し、あらゆる場所で管理されたドライブを安全に消去することができます。

リモート消去によって有効になる革新的なワークフロー

リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、 Blancco プリインストール を使用することで、実際の消去タスクを実行する Blancco Drive Eraser の ISOを含む MSIファイルを作成できます。 MSI ファイルはオンデマンドでダウンロードでき、処理プロセスは個々の顧客の要望に従い自動もしくは手動で実行できます。

エンド ユーザーの PC へのインストールは、リモート消去ソフトウェアを標準のデスクトップ イメージに組み込み、グループ ポリシーにより展開します。また、リモート消去管理用の Blancco Management Console の環境を整え、お客様側の環境も整えることができれば、消去対象となる PC 上の Blancco Drive Eraser を制御することも可能です。

さらに、Blancco Drive EraserとBlancco Management Console の組み合わせであれば、Blanccoの インテリジェント ビジネス ルーティング ワークフロー とリモート モニタリングを利用することもでき、データ消去プロセスを完全に自動化できます。フォールバック消去、レポートの自動送信、初期のグレーディングなど、最初から最後まで消去プロセス全体を合理化します。

また、リユース・リサイクル事業者(ITAD)がインストール パッケージを配信する手段を持っていない場合、USB ドライブに保存して、エンド ユーザーに送付することもできます。

この様に、Blancco Management Consoleはリモートマシン上で実施されるBlancco Drive Eraserのライセンスを管理するだけでなく、データ消去後に生成される消去レポートを管理する中心的なハブとなります。リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、金融サービスやヘルスケアなどの規制の厳しい業界において特に重要な、顧客のドライブ上のデータに対する監査可能なシームレスな消去プロセスを提供できます。

多くのリユース・リサイクル事業者(ITAD)は、顧客にラップトップやデスクトップなどのデバイスを提供することもあると思いますが、保守のライフサイクルマネージメント(LCM)の一環として、リモート消去の提供も可能です。

また、スタンドアロンのオンデマンドサービスとして、安全なリモートデータ消去を提供することもできます。いずれの場合も、Blancco の消去ソリューションは、リユース・リサイクル事業者(ITAD)にとって、優れたユーザーエクスペリエンスの実現に役立つでしょう。

このように、安全なリモート消去を実施することでデスクトップおよびラップトップ PC の顧客データを保護し、監査可能でシームレスな消去プロセスを提供することができます。この安全なデータ消去は、デバイスのライフサイクルの様々なポイントで必要となる可能性があります。

結論

Blancco Drive Eraser を使用したリモート消去を利用することにより、リユース・リサイクル事業者(ITAD)はドライブが保管された場所へ移動することなく、またE/Uは機密データを搭載したメディアを社外に出荷することもなく、ドライブを安全に廃棄することができます。リユース・リサイクル事業者(ITAD)はドライブのライフサイクル終了時にこれら消去タスクを引き受けることで、E/Uに対しエクスペリエンスを提供し、顧客の IT 運用リソースを解放することができます。また、在宅ワーカーであっても、安全なPCのデータ消去を実現でき、データ消去の結果は、改ざん防止の監査証跡により検証され、データ消去レポートとして文書化されます。

Blancco Drive Eraser によるリモート消去により、リユース・リサイクル事業者(ITAD)は、IT 機器の廃棄へのアプローチをモダナイズし、コストを削減しながら、進化する作業方法やデータセキュリティに対応できます。